2012年3月23日金曜日

Xcode4 Console Project

XCode4 について読んできましたが、日本語ドキュメントも新しいものはXcode4.3ベースで書かれているようです。
Developer 日本語サイト: https://developer.apple.com/jp/resources/

これを見るかぎりiOS以外のドキュメントについては英語しかないみたい。

iOS関連の第1段階のチュートリアルとしてはiOSドキュメントの
  •  初めての iOS アプリケーション
  •  2つ目のiOSアプリケーション:ストーリーボード
  •  3つ目のiOSアプリケーション:iCloud
がよさそうです。pdfです。

全く関係ありませんが、このドキュメントがおいてあるページのフォントがおかしいんです。コピペしたら表示がおかしくて、アプリの「プ」の「フ」と「゜」が分離してました。なんですかね、これ。

それはさて置き、今回はコンソールで動くアプリケーションの作成をメモしてみます。Objective-C を書くだけなら iOS やら何やらは必要ありません。ソースコード内容の解説などはしておりません。内容の正確性については話半分ということで。

参考にした情報:http://d.hatena.ne.jp/keimina/20101006/1286351265
Xcode バージョン:4.3.1

プロジェクトの作成


Xcode を開いて File > New > Project

Create a new Xcode project を選択


サイドバーで Application 選択 > Command Line Tool を選択


プロジェクト名・適当な固有値を設定
Type は "C"(で Objecive-C も動作します)
一番下のチェックはいわゆるスマートポインタを使うかどうか。今回はチェック。


プロジェクトファイルを作成する場所を指定して Create で作成されます。
  • この時、下部のチェックを入れると

    Git リポジトリというものが作成されます。復元ポイントみたいなものです。知識があれば使って損は無いです(といっても自分はバージョン管理ツールを使った事無いですが・・・。)

開いた時点で main.m というファイルにコードが書かれています。

画面左上のRunで処理開始。Debug Area の右ウインドウに "Hello, World!" と表示されれば成功です。この main.m 内の main() が処理のエントリーポイントになります。


クラスの作成


これだけでは少し寂しいので簡単なメッセージを出力するクラスを追加してみましょう。

右側 utility area の下部ウインドウを File Template Library 表示にして、Objective-C class のアイコンをドラッグして左側 Navigation area へドロップ。


ダイアログが表示されるので適当な情報を入力して Create。


ヘッダーファイルと実装ファイルが作成されます。


Navigation ウィンドウで MyClass.h を選択し、コードを表示。デフォルトでテンプレ的なものが書いてあります。


インスタンス変数としてvalue、 initWithNumber と sayNumber の2つのメソッドを書きます。以下のようにコードを修正し、保存します。


MyClass.m を表示。以下のように実装を書いて保存。

initWithNumber() がコンストラクタだと思えばよいです。sayNumber() は自分が持っている数値(value)を表示します。Objective-C の細かいところについては各自。

main.m を表示し、以下のように修正。

Auto reference counting 関連については間違いがあるかも。これを実行するだけなら問題ないですが。

左上のRunを押して、デバッグウインドウに以下のように表示されれば成功。



以上。


あとは各自でクラス作ったり、処理を入力して組み合わせていけばOKです。

Xcode4.3 の情報が少なくて苦労しますね。コンソールアプリならXcode を使わずに、コマンドラインからやってもいいですが、Xcode の機能を覚えたいなら以上のようにXcode のプロジェクトとして作っていろいろやる方がよいでしょう。

CUI はなかなか理解されない今日この頃ですね。MS-DOS って知ってますか?

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